2008年12月19日金曜日

茅ヶ岳 (かやがたけ)

頂上から見た富士山

        甲斐駒ケ岳

落ち葉のジュウタン 下山道

茅ヶ岳は南麓からの山容が八ヶ岳に似ていることから、「ニセ八ッ」とも呼ばれている。山頂からは富士山、甲斐駒ケ岳等南アルプス連山、金峰山、八ヶ岳など一望できる。山梨にあるということで関東方面からも沢山の登山客が訪れる。また、「日本百名山」を書きこの百名山に登りたいというブームの火つけ役になったとも言われる 「深田久弥氏」が最後に目指した山で、頂上に向かう途中で倒れ、山頂に立つことはできなかった終焉の地としても知られている。後わずかで山頂と言う場所に、「深田久弥終焉の地」と書かれた石碑があった。私たちもここで休憩をして碑にワインを供えて登山の無事を祈った。昭和46年3月12日(68才)でした。登山口の近くにある公園には直筆による言葉を刻んだ記念碑があった。「百の頂に百の喜びあり」と。

2008年12月9日火曜日

安達太良山

柱の右後ろに見える山が安達太良山です。 高村光太郎の詩 「千恵子抄」より  千恵子は東京に空がないといふ。ほんとの空が見たいといふ。私は驚いて空を見る。桜若葉の間にあるのは切っても切れないむかしなじみのきれいな空だ。どんよりけむる地平のぼかしは、うすもも色の朝のしめりだ。千恵子は遠くを見ながらいふ。阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空が、千恵子のほんとの空だといふ。 あどけない空の話である。







最近全くご無沙汰だったブログこの前は何時だったかなと見て驚く。二か月も前だった。これはもう忘れたかなぁと試しにだいぶ時代遅れのものだが挑戦してみることにした。もう十二月も十日後わずかで今年も終わりなのに、紅葉かと笑われそうだが十月に安達太良山に登った時のもの。空は青く紅葉は素晴らしく最高でした。高村光太郎の千恵子抄の一節にもふれて懐かしい思いをした私。(詩的センスは全くない私ではあるが)

2008年10月10日金曜日

紅葉の焼岳

きれいでしょう

ナナカマド  鮮やかでした



シラタマの実  この実ってサロメチールの味(匂い)がします

陽を受け白く光った笹と斜面に貼りつくシラタマの木とクロマメの木の紅葉

噴煙と硫黄の匂いでむせた

以前、10月10日は体育の日でした。この日は大体お天気が良かったような気がします。その10日よい天気になった。良く晴れて私は4年振り位の焼岳へ参加する。中の湯から入山。ブナにからみつくツタウルシはもう紅い。木の根と所どころぬかるみの歩きにくい道を登り樹林帯を抜けると、ナナカマドやモミジ、岳カンバの紅葉が目に飛び込んできた。皆歓声をあげる。真青な空に白い噴煙が上がり緑の笹の中に点々と紅や黄色の紅葉が鮮やかで美しい。リーダーは「我々は老人クラブですからゆっくりです。お先にどうぞ」などと言って道を譲り、のんびりと頂上へ。県外者も大勢いる眺望は大パノラマだ。皆満足、満足。やっぱり山はお天気でなくちゃね!  実感です;


2008年10月2日木曜日

おめでとう! 百名山完登

鏡池に映る槍ヶ岳、穂高岳

三俣蓮華小屋から槍ヶ岳に当たる夕日(三日目の夕方)

チングルマの綿毛の上に雪が

黒部五郎岳への登りにあった岩とナナカマド



黒部五郎岳小屋前の雪景色(三日目の朝)

黒部五郎小屋前のまだ雪のない前日の景色(二日目の夕方)


9月末、てんとうむしさんの○○おじさんが深田百名山の百番目の山に登頂した。その山は黒部五郎岳。私もこの記念となる登山に参加させて頂き喜び勇んで同行した。総勢9名のパーテーで男性は○○おじさん一人だけ。天気予報はあまり良くない。一日目、新穂高から双六小屋まで、途中から雨になったが大したことなく小屋に着く。しかしこの夜は一晩中暴風雨状態だった。二日目、10時まで待機するが雨は止みそうにないので出発を決行する。分岐点に着くころ風雨が少し弱まったので前進する。岩石ゴロゴロの急坂コースは水が流れ下り、川の中を歩いているようだった。でも皆無事に黒部五郎小屋に着いた、全員びしょ濡れ! 三日目、窓からまだ暗い外を見ると何と一面真っ白、雪だ!! 気温が下がり雪になるかもの予報が大当たり。しかし今日は登頂日だ、荷物を軽くして皆元気に出発する。雪を踏みしめながら3分の1程上がると少しずつ青空が見え、周囲の山々も次第に現れてくる。紅葉の上に真白な雪、まさに3段紅葉、素晴らしい景色である。いよいよ念願の頂上到着、ヤッター! 強風のなか「祝い」の旗を持って記念撮影をする。シャンパンで乾杯、赤飯を配って皆で祝う。おめでとう!○○おじさん感激して思わずほろり、色々な思いが頭の中をよぎったことでしょう。私も胸が熱くなりました。頂上の景色は360度の眺望で素晴らしかったがとにかく寒い:寒い: 早々に頂上を後にする。下るにつれて雪は消えている。小屋前で昼食後、今夜の宿三俣蓮華小屋へと出発する。本当におめでとうございました。そしてご一緒させて頂き有難うございました。

2008年8月24日日曜日

雨の姫川源流

オモダカ   こんなに可愛い花がありました
ツルニンジンの花  暗くてよく見えないね~

ソバナ   そっぽ向かれちゃってバックしか撮れなかった

ハナイカダの実   春は緑色なのにすっかり黒い色になっていた。自然って面白いね~

ナンバンハコベ  変わった花ですね。花びらが開いているけどつぼんでいる時は周りの白い花びらがくっついていてハコベみたいですよ


つい先日まで暑い暑いとフーフー言っていたのに突然涼しくなった。久しぶりに雨っぽい一日「観察に行くよ」と植物博士たち(友人)に誘われて姫川源流~親海湿原へ行って来た。今頃何があるのだろうとチョット期待してついていく。傘をさしながら、源流と湿地帯を歩く。花々が咲く新緑の頃とちがい、今だから見れる花や実等をみることができた。でも湿地帯の草木はうっそうと伸びすでに秋を感じさせる枯れ草やくたびれかけた花など、季節の移り変わりを感じた一日だった。

2008年7月26日土曜日

会津駒ヶ岳~巻機山

会津駒の雪渓を登る○○おじさん

山頂          花は時間がなく撮れなかった


巻機山のニッコウキスゲ
正面のなだらかな山が巻機山

頂上にあったナナカマドの花
下山の途中に見事なブナ林があった
今回はあまり良い写真が撮れなかった。

深田百名山が後4座となった○○おじさんに同行させていただきました。一日目は会津駒へ。あさ3時半過ぎには高速に乗ったがちょっとした間違いがあり、登山口には予定より遅れたため必死で登った。登山客は多くすでに下山客が殆んど「泊りですか?」いや「日帰りです」と答える。やっと頂上に着くともう人はいない。燧ケ岳をバックに記念撮影をしてすぐに下る。昼食は2時そこそこに済ませて超特急で下る。尾瀬へのシャトルバス最終便に何とか飛び乗る。(正確には遅刻だったのだがそのバスが遅れていて運良く間に合っただけ・・ホ!)日の暮れかかった大江湿原の木道を○○おじさんと二人でてんとうむしさんの待つ宿に向かってひたすら歩いた・・・・宿の方のご親切のお陰で遅い夕食と入浴にありつくことができた・・・お疲れ様~巻機山はとても静かでニッコウキスゲやワタスゲ、タテヤマリンドウなどお花もいっぱい天気よく快調でした。お世話になりました。

2008年7月19日土曜日

礼文島

レブンハナシノブ

きれいな色  ハマナス

ゴロタ岬のウニ漁  このきれいな海で獲れるウニだもの美味しいわけ!

レブンソウ

センダイハギ


留守をした罰か、畑の取り残していた草がありったけ伸びてしまい、梅雨明けのこの暑さの中必死の草取りに追われ、続きのブログが大分遅れてしまいもう止めようかと思ったが、やっぱり続けることにした。礼文では、桃岩コースを元地から知床まで歩き、島の反対側は、スコトン岬から、澄海岬、船泊までをひたすら歩いた。強風のため2日、3日出漁出来なかったと言う解禁日、ゴロタ岬の海岸には、ウニ漁の舟が何隻もいた。8時前漁の中止を告げるアナウンスが流れると一斉にエンジンをかけ漁港に向けて走り去って行った。今夜は又美味しいウニが食べれそう!

2008年7月11日金曜日

利尻のお花  その2

  エゾノハクサンイチゲ  

エゾウメバチソウ

ミヤマアズマギク

ウコンウツギ

チシマフウロ   ハクサンフウロより色が濃くてきれい

本州のあちこちにある花と同じようでも、エゾとかカラフトとか、リシリ、レブンという字が付いているものが多いようです。少しづつ違う部分があったり、同じでもその土地にあるからというのもあるでしょうね。詳しいことはわかりません。今日の花は礼文にもあった。

2008年7月6日日曜日

利尻  礼文へ

エゾノツガザクラ  とてもきれいな色です
リシリゲンゲ  茎の先に10個ほどの花を上向きにつける

ボタンキンバイ  がく片は9~16枚で半球型の開ききらない
          ようすがボタンに似る

ゴゼンタチバナ  変形で面白かったから・・・ね


                  イワベンケイ



 ずっと前から一度は行ってみたいと思っていた利尻、礼文へ行く機会が漸く廻って来た。行くなら花のシーズンにと計画を立てる。ツアーに入れば楽なのだが、利尻山に登るという目的の為無理だ。従って自分達で調べたり申込したりで実行までが大変。乗り物を幾つも乗継(タクシ、ー飛行機、バス、フェリー)、夕方利尻島へ着く。日本列島の北の果てに浮かぶ利尻山、島全体が一つの山のようだ。格好いい!!まずは一泊目の民宿へ。北海道ではあちこちでウニが獲れるらしいが、このあたりのウニはエゾバフンウニと言って利尻昆布だけを食べて成長するのだそうで色もダイダイ色(他のは色が白っぽいとか)で高級、甘くて美味しいそうです。早速夕食に生ウニがでた。うん、美味しい!。(カメラに収めなかったのは失敗)。さて翌朝3時半宿を出発登山口まで送ってもらう。長い一日が始まった。利尻山で撮った花を一部紹介します。

                                



2008年6月30日月曜日

つくもぐさ

ツクモグサ


                        ミツバオーレン コメバツガザクラ

ツクモグサの花を見たいと言うお友達に、是非見せてあげたいと思っていたところへ、タイミングよく八ヶ岳に行くと言うお仲間に同行することにした。早すぎても遅くても見れないし、果たして花は咲いているかなぁと、咲いていることを願いながら登る。オーレン小屋に着き休んでいると小屋の人に「陽の出ているうちに行かないと曇ってしまうと花はつぼんじゃうよ」と言われ又頑張る。今年は雪が多かったと聞いたが、成程樹林帯の中はまだしっかりと雪がある。下って来る人に尋ねても見なかったと言うし、まだ早かったかなぁと半ば諦めかけたところ、頂上に近い崖側に見事に咲いていた。私も久しぶりに綺麗に咲いたツクモグサを見ることができて嬉しい! ちょっとピンボケかも。我慢して見て下さいね、hさん。

2008年6月5日木曜日

天狗山~男山へ

ミヤマザクラ
ウワミズザクラ

ワダソウ

ミツバツツジ

クリンソウ

男山の頂上から見た川上村のレタス畑


何て運のいいこと、昨日の雨が嘘のようによい天気となった。野辺山の奥に、高原野菜で有名な川上村がある。その村はずれにある岩の多い山、天狗山~男山へ登る。ミツバツツジが尾根道の両側にいっぱいあり綺麗なこと。山の上から見える景色は、整然と敷き詰められた白いマルチのレタス畑が一面に広がっている。青いレタスの隣には茶褐色のサニーレタス。まだ収穫には早い状態で畑に人は少ない。山から下り林道に出るとミヤマザクラやクリンソウなど山の花たちに会うことができラッキー!